介護職として働き続けてきた中で、給与はどう変わってきたのか
介護・福祉の仕事は「やりがいはあるけど給料が低い」と言われがちです。
実際、私自身も20代前半はかなり厳しい給与水準からスタートしました。
ただ、資格取得や役割の変化に伴い、給与は少しずつ段階的に変化してきました。
この記事では、私自身の経験をもとに、年代別・取得資格・職種とあわせた給与の推移をまとめています。
※金額は当時の目安です。
20代前半|無資格で介護職スタート(老人保健施設・正職員)
最初は無資格でのスタート
正職員として3年間の実務経験を経て介護福祉士を取得。その後、働きながら通信制大学を卒業し、社会福祉士を取得しました。※社会福祉士の取得は20代後半です。
- 基本給:116,000円(初任給)
- 夜勤手当:1回5,000円(17時〜翌9時/16時間勤務)
- 賞与:あり
初めての職場は老健施設。今思えば、この給与でよく生活できていたなと思います。
ただ、同世代の職員が多く、仕事終わりに飲みに行ったり、一緒に旅行に行ったりと、
部活の延長のような雰囲気で楽しく仕事ができました。
夜勤は正直きつかったですが、若さで乗り切っていました。
高齢者介護の仕事そのものが楽しく、私の職業観の土台を作った時期です。
20代後半|社会福祉士取得/デイサービス生活相談員
社会福祉士を取得したことで相談業務へ転職
その後、実務経験5年を経てケアマネージャー資格を取得しました(取得は30代前半)。
- 職種:デイサービス・生活相談員
- 基本給:160,000円
- 賞与:なし
資格は増えましたが、相談員は夜勤がないため給与は劇的には上がらず、資格=すぐに収入アップではないという現実も実感した時期です。
30代前半|地域包括支援センター(非常勤・ケアプランナー)
・職種:ケアプランナー(要支援の方のケアプラン作成)
- 勤務形態:非常勤(6時間勤務)
- 月給:約220,000円
- 賞与:なし
結婚・出産を経て地域包括支援センターへ転職。
ケアマネ資格を活かしたケアプランナーとして勤務しました。
この頃は0歳児の子育て中。
6時間勤務という働き方は、家庭との両立の面で非常に助けられました。
30代後半|社会福祉法人・居宅介護支援事業所
取得資格:介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー
- 基本給:190,000円
- 賞与:あり
二人目出産後、居宅介護支援事業所に正職員として就職。ケアマネとしての実務経験を積み、徐々に任される役割も増えていきました。
資格と経験がそろい、ようやく給与が安定してきたと感じた時期です。
幼児2人を育てながらのフルタイム勤務はかなりきつかったですが、当時はまだ若さで乗り切れていたと思います。
40代後半|管理職へ
役職:管理職(主任ケアマネ)
- 基本給:249,000円
- 主任手当:20,000円
- 賞与:あり
管理職としての責任は大きく、業務量も精神的負荷も増えましたが、給与面ではこれまでで最も高い水準でした。新人ケアマネの育成などを通して、自分自身の仕事のあり方や働き方を考える時期でもありました。
振り返るとこの時期は、仕事も家庭もいっぱいいっぱいで精神的にも肉体的にもかなりしんどかったと感じます。大きな法人は安定している点が魅力ですが、その分、組織ならではのしがらみや大変さもありました。
50代|独立型居宅介護支援事業所・ケアマネージャー
役職:(ケアマネージャー)
- 月給:約310,000円(件数手当込み)
- 賞与:あり
管理職を離れ、独立型の居宅介護支援事業所へ転職しました。役職は一般職ですが、件数手当もあり、収入と働きやすさのバランスが取れた働き方ができています。在宅勤務も可能で、仕事や家庭の状況に合わせて柔軟に働ける点が大きな魅力です。
まとめ|資格と役割で給与は段階的に変わる
介護・福祉の仕事は、短期間で大きく給料が上がる職種ではありません。
それでも、
- 実務経験を積む
- 必要な資格を段階的に取得する
- 役割を広げる
この積み重ねで、給与は確実に変化してきました。
これから介護・福祉業界で働く方、
今の給与に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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