台風が来たら介護サービスが止まる!?
家で介護している人が
今すぐ考えておきたい備え
デイサービス・訪問介護が突然ストップしたら——。ケアマネ歴20年以上の経験から、在宅介護ご家庭の「いざという時」の備えをお伝えします。
介護サービスは、台風でどう止まる?
台風の影響で暴風警報が発令されたり、公共交通機関が止まったりすると、多くの介護事業所が安全のためにサービスを休止します。
実際にあった介護現場での話
以前、私が担当していた要介護5の一人暮らしの方は、1日3回ヘルパーが訪問し、食事・排泄などを支援していました。大型台風の接近でサービスがすべて休止になることが決定し、私たちケアマネは急いでショートステイや病院の非常時受け入れ先を探しました。
最終的に、近隣の病院が「非常時対応」として受け入れてくれ、無事に移動できました。この時つくづく感じたのは——
「直前になってからでは、空きが見つからない」という現実。早めの相談・準備がとても大切です。
ケアマネが勧める「3つの備え」
ショートステイ・病院入院の事前相談
台風が多い地域では、シーズン前にいくつかのショートステイ施設や病院に相談しておくのがおすすめです。あらかじめ空き情報や受け入れ条件を確認しておくことで、いざという時にスムーズな連絡・調整ができます。
停電時の医療・介護機器対策
停電になると、自宅で使っている機器が動かなくなる可能性があります。事前の確認が欠かせません。
- 電動ベッド:停電時に手動で動かす方法を事前に確認しておく
- エアマット:空気が抜けにくい仕組みを知っておく
- 在宅酸素(HOT):ボンベの本数・使用時間を確認し、予備の手配をしておく
家族・地域との連携
家族と「もしものときどうするか」を事前に話し合っておきましょう。地域包括支援センターや民生委員などとつながっておくと、災害時の情報が早く入手できます。
停電に強い!ポータブル電源という選択肢
在宅介護では、停電が起きると本当に困ります。吸引器・酸素濃縮器・電動ベッド・見守り機器・携帯電話など、これらが動かなくなると命に関わることも。そんなときに頼りになるのが「ポータブル電源」という機器です。
⚡ ポータブル電源を選ぶときのポイント
800W以上
が目安
(AC出力)
対応か確認
持ち運べる
か確認
💡 購入が難しい方へ——レンタル・貸し出し制度
ポータブル電源は購入だけでなく、民間のレンタルサービスを数日〜月単位で利用することができます。
また、自治体や地域のNPO団体が無償貸し出しをしている場合もあります。「○○市 ポータブル電源 貸し出し」などで検索して、地域の制度を確認してみてください。
避難が難しい方には「在宅避難」も選択肢
高齢者や障がいのある方にとって、避難所での生活は体力的にも精神的にも大きな負担です。慣れない環境で体調を崩すケースも少なくありません。
在宅避難の前提として、自宅が水害・倒壊リスクの低いエリアであることを確認しましょう。市区町村のハザードマップで事前にチェックを。
まとめ:今すぐできる「備えチェック」
🌀 台風への備えは「想像力」と「行動力」がカギ
台風や大雨の被害は、毎年のように起きています。「うちは大丈夫」と思っていても、停電・サービス停止が起きたら、あっという間に”非常事態”に変わります。
介護が必要なご家族がいるなら、ぜひ一度「電気が止まったら? サービスが来なかったら?」をシミュレーションしてみてください。
この記事が少しでも安心につながれば嬉しいです。


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